2つ以上のサブスクリプションを登録し、ノードの提供元が分かりにくくなってきたv2rayNユーザー向けです。まず提供元ごとにグループを作成し、一時的な検索とサブスクリプションのフィルターを使い分けてから、更新間隔を設定します。整理後は、特定の提供元だけを更新したり、予備ノードをすぐに見つけたりできます。ノードが減った場合も、フィルターの結果なのか更新エラーなのかを切り分けやすくなります。
1. サブスクリプショングループ・検索・ルーティングの違い
サブスクリプションURLはサーバー設定を取得するための入口で、グループはその設定の提供元を示すv2rayN上の目印です。1つのサブスクリプションにVMessやVLESSなど複数のプロトコルが含まれる場合があります。同じグループにまとめてもプロトコルは変わらず、複数のサーバーが1つの接続に統合されることもありません。
混同しやすいのが、「このノードだけを表示する」操作と「このサイトだけをプロキシ経由にする」設定です。前者はリストの整理、後者はルーティングルールに関するものです。「予備」グループを選んでも、予備サーバーに自動で切り替わるわけではありません。利用するノードを選択し、アクティブサーバーに設定する必要があります。
| 操作 | 変更されること | 変更されないこと |
|---|---|---|
| サブスクリプショングループの切り替え | 特定の提供元のノードを表示 | アクティブサーバーの自動切り替えは行わない |
| メイン画面での検索 | 現在のリストを一時的に絞り込む | 提供元のサブスクリプション内容は変更しない |
| サブスクリプションのエイリアスフィルター | 更新時にノード名で項目を絞り込む | Webサイトのドメインごとの振り分けは行わない |
| ルーティング設定 | 接続をどのアウトバウンドに渡すか決める | サブスクリプショングループ名は整理しない |
以下では、v2rayNの中国語UIでよく使われるメニュー名を紹介します。デスクトップ版とWPF版ではボタンの位置が異なる場合があります。「サブスクリプショングループ設定」が独立したメニューとして表示されることもあります。操作を始める前に、「ヘルプ」のバージョン情報でクライアントのバージョンを確認してください。別のUIでボタンの位置が違っていても、故障とは限りません。
2. 地域ではなく、サブスクリプションの提供元ごとにグループ化
サブスクリプションURLごとに1つの提供元グループを作るのがおすすめです。「メイン・月払い」「予備・3か月払い」「テスト・短期」のように名前を付けると、「香港」「日本」だけの名前より提供元を追跡しやすくなります。地域はノード名や検索で確認できます。同じURLを地域ごとに重複登録する必要はありません。
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グループ設定を開く
メイン画面で「サブスクリプショングループ」→「サブスクリプショングループ設定」を開きます。同じ名前のボタンが画面に表示されている場合は、クリックしてグループ管理画面に進みます。
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提供元を追加する
「追加」をクリックし、「エイリアス」に「メイン・月払い」と入力します。サブスクリプションURL欄には、サービス提供元から案内されたURLを省略せずに貼り付けます。まずは元のサブスクリプションを確認するため、フィルター欄は空のままにします。
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保存して更新する
このグループの自動更新が有効になっていることを確認して保存し、メイン画面に戻ります。グループを選択して「サブスクリプショングループ」メニューから現在のサブスクリプションを更新します。初回は、プロキシを使わない更新方法を選ぶとよいでしょう。
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提供元を確認する
ノードがリストに表示され、更新が成功したことを確認します。同じ手順で「予備・3か月払い」も追加します。どのURLに問題があるか分からなくならないよう、提供元は一度に1つずつ追加してください。
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接続を確認する
対象グループでノードを選び、右クリックメニューからアクティブサーバーに設定して、接続テストを行います。グループにノードが表示されても、インポートが完了しただけで、サーバーが利用可能とは限りません。
よく使うノード数件の名前を変えるだけの場合も、サブスクリプション更新時に名前が書き換えられたり、項目が置き換えられたりすることがあります。長期的な目印はグループのエイリアスに付けるのがおすすめです。手動で変更した設定を残す必要がある場合は、自動更新されるサブスクリプション項目と分けて管理し、提供元も記録してください。
3. まず検索し、必要な場合だけサブスクリプションフィルターを使う
今日だけ日本のノードを探したい場合は、メイン画面の検索で十分です。提供元のグループを選び、ノード名に実際に含まれている語句、たとえば「日本」や「JP」を検索欄に入力します。2つの語句で検索結果が異なる場合があります。提供元によって使われる表記が違うため、検索で見つからなくても、その地域のノードがサブスクリプションにないとは限りません。
グループ内で一時的に検索
おすすめ先にグループを選び、キーワードを1つ入力します。検索欄を空にすればリストが元に戻ります。命名ルールが分からない場合も、段階的に確認できます。検索条件によって次回のインポート件数が減ることもありません。
おすすめの用途:日常的なノード検索、一時的な地域切り替え、サブスクリプションの初回整理
サブスクリプションのエイリアスフィルター
グループ編集画面で「エイリアスの正規表現」などのフィルター項目を設定し、保存後にそのグループを再更新します。フィルターはインポート時に適用され、一致しない項目はローカルのリストに追加されないことがあります。
おすすめの用途:特定の地域だけを長期的に残したい場合、ノードの命名ルールを把握している場合
メイン画面の検索欄は、入力を正規表現として解釈するとは限りません。以下の正規表現の例を検索欄に貼り付けて、検索結果からルールの正しさを判断しないでください。正規表現は、サブスクリプションのフィルター項目に正規表現対応の表示がある場合だけ入力します。現在のバージョンに該当項目がなければ、グループと通常の検索を使ってください。
ノード名で正規表現を確認する
元のリストに「香港 01」「HK 02」「日本 01」「JP 02」という名前が実際にあり、香港と日本のノードを残したいとします。一致したノードを残すエイリアスフィルター欄には、次のように入力できます。
(?i)(香港|日本|\bHK\b|\bJP\b)
(?i)は英字の大文字と小文字を区別しない指定です。HKとhkのどちらにも一致します。|は「または」を意味し、すべてのキーワードを同時に含む名前を要求するものではありません。\bHK\bは独立したHK表記に一致します。名前がHK01の場合、このルールには一致しません。- 境界の扱いに迷ったら、まずは
香港|日本のような単純な式を使います。更新後に項目を1つずつ確認し、その後で英語表記を追加してください。
フィルターが参照するのはノード名であり、サーバーの実際の所在地、遅延、出口IPアドレスではありません。名前に含まれる「倍率」「残り通信量」などの文字列も、サービス提供元が設定したものです。名前だけで回線品質を判断しないでください。「低遅延」と書かれていても、実測結果を示すとは限りません。
4. 自動更新間隔は長めに設定する
自動更新は設定を再取得する機能であり、最速ノードを自動で選ぶ機能ではありません。頻繁に更新しても現在の接続遅延は改善せず、サービス提供元のリクエスト制限にかかるおそれがあります。まず提供元の更新頻度に関する案内を確認してから、クライアントの設定を調整してください。URLの変更やノードの追加があった場合は、対象グループを手動で更新できます。
以下は設定例であり、性能テストの結果でも、すべてのサービスに共通する推奨値でもありません。「サブスクリプショングループ」→「サブスクリプショングループ設定」を開き、対象グループを編集して「自動更新間隔」を探します。単位が分と表示されていれば720、時間であれば12を入力します。保存する前に、画面に表示された単位を確認してください。
- メイングループ:まずサービス提供元の推奨設定に合わせます。特に指定がなければ、上記の長めの間隔を目安に様子を見てください。
- 予備グループ:適度な間隔で更新します。実際に切り替える必要が生じたときは手動で更新し、接続を確認してください。メインが使えなくなるまで確認を先延ばしにしないでください。
- テストグループ:テスト終了後は自動更新を無効にするか、グループを削除してください。期限切れのURLでエラーが出続けるのを防げます。
- スリープ中の端末:クライアントを終了している間や端末がスリープ中は、設定した間隔で必ず更新されるわけではありません。次回起動時に直近の更新結果を確認してください。
更新方法には、プロキシを経由するかどうかの違いもあります。直接接続での取得がタイムアウトし、利用可能なプロキシがすでにある場合は、「サブスクリプショングループ」メニューから「プロキシ経由」と表示された現在のサブスクリプション更新項目を選びます。変更されるのはサブスクリプション取得時の通信経路です。期限切れのトークンは修復されず、Webページのエラー表示が有効なノードに変わることもありません。
5. ノード数の減少・重複・更新失敗を確認する
整理では、一度に変更する要素を1つに絞ります。まずグループを作成して元の件数を確認し、次にフィルターを追加し、最後に更新間隔を変更します。URL、フィルター式、プロキシ経路を同時に変更すると、リストが空になった原因を特定しにくくなります。更新前に、クライアントのバックアップまたはエクスポート機能で設定を保存できます。バックアップファイルも機密情報として管理してください。
更新は成功したのに、ノードが数件しか残らないのはなぜ?
まずメイン画面の検索欄を空にし、対象グループを選び直します。それでも数が少ない場合は、そのグループの設定を開き、エイリアスフィルター式を一時的に消して保存し、現在のサブスクリプションを更新します。項目が戻れば、原因はサブスクリプションURLではなくフィルター条件です。
2つのグループに「香港 01」があります。片方を削除してもよいですか?
まず提供元を確認し、サーバーアドレス、ポート、プロトコル、トランスポート設定を比較してください。同じ名前でも同じノードとは限りません。接続パラメーターが同じでも、異なるアカウント情報に対応している場合があります。表示名だけを基準にまとめて削除するのは避けてください。
削除したノードが次回また表示されるのはなぜ?
そのノードが提供元のサブスクリプションに残っているため、更新時に再度インポートされます。項目を継続的に減らすにはサブスクリプションフィルターを使い、一時的に非表示にしたいだけならグループや検索を使ってください。手動で削除しても、提供元のサブスクリプション内容は変更されません。
現在のサブスクリプション更新はタイムアウトするのに、ほかのグループは正常なのはなぜ?
問題のあるグループだけを再試行し、直接接続とプロキシ経由の更新結果をそれぞれ確認します。URLがリセットされていないか、アカウントの有効期限が切れていないか、提供元がリクエスト頻度を制限していないかを確認してください。1つの提供元がタイムアウトしただけで、すべてのサブスクリプションを削除する必要はありません。
予備グループに切り替えたのに、元のノードを使い続けるのはなぜ?
グループの切り替えで変わるのは、表示するリストだけです。予備グループで対象ノードを選び、右クリックしてアクティブサーバーに設定した後、メイン画面でアクティブサーバーの情報を確認してください。必要に応じて接続テストをやり直します。既存の長時間接続は、新しいノードにすぐ切り替わるとは限りません。
「解析に失敗しました」と表示されたら、まず更新ログでノード情報を取得できているか、ログイン画面やメンテナンス案内など別の内容が返っているかを確認します。サブスクリプションURLにアクセスできても、返された内容を現在のクライアントが認識できるとは限りません。ログに未対応の項目やプロトコルが明記されている場合は、クライアントのバージョンと提供元が案内するサブスクリプション形式を確認してください。
6. 整理後の確認手順
目指すのはリストを最短にすることではなく、提供元、利用可否、更新状況をすぐ確認できる状態にすることです。検証済みの予備ノードをいくつか残しておくほうが、メイン以外の地域をすべて非表示にするより実用的です。メインの提供元が一時的に使えないときも、利用可能な予備ノードがあれば、プロキシ経由でサブスクリプションを更新できます。
- 検索をクリア:検索語が残っていてリストの一部が非表示になっていないか確認し、グループ名から提供元を特定できるようにします。
- グループごとに更新:各グループを個別に更新し、成功したか記録します。「すべて更新」の最後に表示されるメッセージだけで判断しないでください。
- フィルターを確認:メインと予備の各グループに、想定どおりのノードを少なくとも1つ残します。日本語名と英語名のどちらも正しく一致するか確認してください。
- アクティブサーバーを確認:メインと予備のノードをそれぞれ選択してテストし、その後、普段使うサーバーに戻します。
- 管理記録を保存:グループのエイリアス、更新間隔、フィルタールールを記録します。サブスクリプションのトークン全体は記録しないでください。次回ルールを変更するときに元の状態へ戻しやすくなります。
Webサイトごとの振り分けを調整する場合は、サブスクリプションフィルターではなくルーティング設定を変更してください。サブスクリプション管理では「ノードの数と提供元」を、ルーティングでは「接続をどのアウトバウンドに渡すか」を扱います。この2つを分けておくと、提供元やノードを変更した後のトラブルシューティングが簡単になります。